ブンデスリーガ2部・カールスルーエに所属する山田大記が23日、地元の浜松市内の『遠鉄百貨店』でトークショーを行い、ドイツ生活や古巣・磐田への思いを語った。会場には、約250人のサポーターが集まった。
同選手は明治大を経て、11年より14年夏まで磐田でプレー。ドイツでの年内最終戦を終え、20日に帰国。「ジュビロサポーターにぜひ挨拶したい」という本人の意向により、同イベントを開催した。
カールスルーエはリーグ前半戦を終え、9位。昨季、入れ替え戦の末に1部昇格を逃しただけに、「今季こそは昇格したい」と後半戦の巻き返しを誓った。
また、磐田のJ1昇格については、「すごくうれしかったです!」と笑顔。昇格を決めた最終節・大分戦の動向はドイツからネットでチェックしていたそうで、「昇格が決まった瞬間、一人で叫んでしまった(笑)」と振り返った。
そして、「ジュビロに入団するときに話した『ジュビロを優勝させたい』という気持ちはいまも変わっていない。ジュビロに戻ってきてほしいと思ってもらえるような選手になるためにも、頑張りたい」と古巣への思いを語った。
ドイツ生活も2年目に入り、生活面でも徐々に慣れてきたという。自身初の自炊にも挑戦しているそうで、「チームメートに寿司を握ってほしいと言われている(笑)」とのこと。
27日に27歳の誕生日を迎える同選手。「サッカー選手としてはいまが一番いい時期だと思っている。その意味では“時間がなくなっていく”という焦りもあるし、ここ1、2年で結果を出さなければいけない」と決意を語り、イベントを締め括った。
今後は、束の間のオフを日本で過ごし、来年1月上旬に離日する予定とのこと。
ブンデスリーガ2部は来年2月上旬に再開する。
(磐田担当 南間健治)
2015/12/23 18:42