磐田の加藤久GMが8日、ドイツ2部・カールスルーエからオファーを受けている山田大記について語った。
加藤GMは同クラブより先月17日にオファーを受けたことを説明した上で、「クラブ間の合意には至っていない」と言及。「(オファーを)拒否しているわけでも、邪魔しているわけでもない。(合意のための)やりとりしている段階」と現状を語った。
磐田にとって山田は貴重な戦力であり、磐田フロント陣は本人と話し合い、慰留した。しかし、本人の移籍の意思を尊重し、最終的には「(磐田側は)本人の行動を制限しない」(加藤GM)という結論に至った。加藤GMはリーグ後半戦へ向け、「残っているメンバーでさらに結束し、湘南との差をひっくり返すことだけに集中していきたい」と話している。
クラブ間の合意にはさらに時間を要する可能性もあるが、“背番号10”のドイツ移籍は決定的な状況。山田は8日の全体練習を欠席しており、近日中にもドイツへ渡る見込みだ。
(磐田担当 南間健治)
2014/07/09 18:44