今季の藤村慶太は本職のボランチから1.5列目の役割を果たすFWまで、さまざまなポジションで公式戦に出場。それぞれの場所でパスワークに関わって、見えたモノも多いという。最近は紅白戦でも練習試合でもボランチでのプレーが続いており、「チームとしてのボール回しはだんだんイメージが合っている手ごたえがあります。これを結果に結びつけないと」と、ボールタッチの多いポジションでの感触を語る。
藤村は今季の天皇杯では、3回戦・大宮戦(0△0、PK4○3)で120分間プレーしてPK戦の最終キッカーを務め、4回戦・松本戦(2○1)では3人目の途中出場選手としてプレー。“試合を終わらせる”役割が続いた。26日の準々決勝・柏戦からの戦いについては「どんな形で出場しても、同じ意識を持った連動を実践したい。共通理解をもっと深め、互いの要求するところに自然と走り込めるようになることが理想」と展望している。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/12/16 20:23