
市立船橋高校/3年 FW 永藤 歩 1997.12.25生 168cm / 65kg(Photo : Kyoko Matsuda)
負傷をバネに自らの牙を研ぎ続ける
傷は癒えていないが、牙は研いである。
今夏の高校総体決勝。市立船橋と東福岡の東西対戦となった大舞台に、市立船橋の10番を背負うエースストライカーは不在だった。直前の準決勝で肉離れ。決勝の舞台に立つことはかなわず、そしてチームは敗れた。
その復帰は予想よりも遅れ、現在もフル出場は難しい状態だ。「痛みはもうないけれど、違和感があるというか、ロングダッシュを掛けた時に本来のスピードが出ていない感じがある。ドリブルしていても届いていたボールに届かないような感覚がある」と言う。感覚的な部分ばかりは、やりながら戻していくしかない。本来のスピードを出し切れない中で、永藤はプレーの改善に取り組んでいる。
一つは”ファーストタッチ”。ボールの置きどころを工夫して相手DFを外すという基本に改めて取り組み、得意のドリブルでは速さ勝負だけでなく「相手の間合い、タイミングを外す」ことに、よりこだわるようになった。それはもちろん選手権という舞台に加えて、卒業後に進む山形というチームでポジションを奪うための努力でもある。
ラインブレイクの動き出しも「佐藤寿人さん(広島)は本当にうまい」と、J屈指のFWに学んで磨きをかけている。負傷への悔恨はあっても、この時間を無駄にはしない。そういう覚悟が、永藤にはある。
(文:川端 暁彦)
◆市立船橋高校初戦対戦カード◆
vs 米子北
1月2日(土)12:05キックオフ
@フクダ電子アリーナ
(BLOGOLA編集部)
2015/12/15 10:24