
あす16日、広島はクラブワールドカップ準決勝・リバープレート戦に臨む。今日15日収録、前日練習後の選手コメントをここで紹介する。(取材:寺田 弘幸)
■DF 5 千葉 和彦
どれくらいできるかを図るにはもってこいの相手
——準決勝・リバープレート戦に向けて。
「自分たちがどれくらいできるかを図るにはもってこいの相手だと思うし、自分たちがどれくらいできるか非常に楽しみです」
——準々決勝から中2日での試合。コンディションについては?
「12月になっていきなり忙しくなって、奥さんに『クリスマスプレゼントを買う暇がねぇ』って言い訳ができるんでうれしいです(笑)。緊張感のゲームができて、それで世界の舞台に来てすごい相手とできて、本当に楽しいときを過ごさせてもらっている。ありがたいです」
——リバープレート戦ではかなり押し込まれることをイメージしている?)
「それもそうだし、自分たちのサッカーを粘り強くやってチャンスを作り出すイメージもできている。付け入るスキは絶対にあると思うので、そこを突いていくことで面白い試合にできるかなと思います」
——守備でより意識することは?
「(準々決勝で対した)マゼンベのときよりも選手が連動して動いてきたり、イヤな動きをしてくると思う。マゼンベはオン・ザ・ボールの選手が多かったけど、(リバープレートは)オフ・ザ・ボールの動きの質が高いので、ディフェンス間でのコミュニケーションはより一層大事になるかなと思います」
——ここまで無失点できている自信もあるでしょうか?
「そうですね。そこは自信を持ってもいいと思うし、たとえ明日の試合で失点したとしても慌てずにやっていきたいです」
■FW 11 佐藤 寿人
自分たちは勢いできているわけではない
——アジア勢として初めての決勝進出をかけて戦うが?
「高い壁だと思いますけど、自分たちは勢いできているわけではない。しっかりとしたサッカーをやってきて、リーグ終盤からタフな戦いを全員の力で戦ってくることができている。明日の相手もやれない相手でもないと思うし、いつか(日本のチームが)越えないといけないと思う。決勝進出の切符をつかむのが明日になればいいかなと思います」
——押し込まれる展開は覚悟して臨む?
「我慢が大事になると思います。先制点を奪われたら非常に厳しくなると思うんで。ただ、0-0でいけば、向こうは『あれ、このままじゃマズいな』って気持ちになり、こっちは『いけるんじゃないか』ってなる。慣れも生まれてくると思うんで、いかに我慢してゲームを進めることができるかだと思う。間違いなく力は相手の方が上だと思うんで、それを理解しながらやらないといけない。もちろん自分たちのストロングポイントを出すことも考えないといけないけど、理想だけで勝てる相手ではないんで、我慢しないといけないし、戦わないといけない。戦うって部分で日本人選手が南米の選手に勝てないってことはないと思う。局面の部分で勝つってことが明日は大事になってくると思います」
■MF 25 茶島 雄介
相手のレベルは一つ上がる
——準決勝・リバープレート戦に向けて。
「準決勝からまた相手のレベルは一つ上がると思うんで、チームとしても、個人としても、どれだけできるかすごい楽しみです」
——準々決勝・マゼンベ戦は自信になった?
「周りは『良かったね』と言ってくれるんですけど…。まあセットプレーで二つ点に絡めたことは良かったですけど、もっと流れの中で、前を向いたとき、しかけときに、いい判断をしていい精度のプレーを出したかった。次はそこをうまくやれるようにしたいです」
——相手にはどんな印象を持っている?
「正直あんまりよく分からないんですけど、個人個人のレベルはすごく高いと思います。僕らは組織としてしっかりと戦うことはもちろんですけど、1対1でも負けないようにしたいです。強いんだろうなって思いますけど、マゼンベ戦のときもそうだったように、体格の分が悪くてもしっかりと頑張りたいです」
——攻撃面のイメージは?
「いいポジションに立っていれば、後ろでいいビルドアップをして、いいパスを入れてくれる。そこでいい状態で前を向いて、いい精度のプレーをできればいいかなと思います。失うものはないので、積極的にやっていきたいです」
(BLOGOLA編集部)
2015/12/15 17:24