少し前は指を咥えて広島とG大阪のチャンピオンシップをテレビ観戦する日々。甲府から広島に2シーズン前に移籍した柏好文、今年移籍した佐々木翔の活躍を見るのは、マンチェスターユナイテッドの胸スポンサー(82年~00年)がSHARPだったことをちょっと誇りに思うのと似たような感情。そんな中、甲府の選手は自主トレーニングを行っていた。若手が中心の中、ベテランの津田琢磨はJ1リーグが51節まであっても戦い続けられそうな意欲とコンディションを保って元気に身体を動かしていた。
この自主トレーニングの最後に行われたのがヴァンフォーレ鉄棒クラブ。山梨大学医学部グラウンドの隅に高さのある鉄棒があって、懸垂で上半身を鉄棒の上に引き上げてから後ろ回りをして1セットで、これを何回できるかを競う。懸垂はできても、地面を蹴ることができないので後ろ回りはコツと腹筋周りの力が必要で若手の稲垣祥、伊東純也、岡西宏祐も苦戦する。津田はこれを10回連続でできるそうで、この日はいなかったが盛田剛平も10回でき、リハビリ中にマッチョになった福田健介は13回もできるそうだ。来季、鉄棒クラブに入る若手が増えそうです。
津田琢磨の鉄棒を見守る稲垣祥(左)、伊東純也(中央)、岡西宏祐(右)。この状態から後ろ回りをするが、コツと筋力の両方がなければ後ろには回れない
(甲府担当 マツオジュン)
2015/12/11 19:03