成績不振により解任された和田昌裕監督に代わり、7月から指揮を執っていた石丸清隆監督。クラブは2日、2016シーズンも石丸監督に指揮を任せることを発表した。若手選手たちが参加した4日の練習後、続投が決まった心境を指揮官が明かしてくれた。
「悩みましたけど、やり残した部分がある。シーズンの始めから、しっかりチームを作って行きたい気持ちが強くて、引き受けることにしました」。そう切り出した石丸監督。17位に終わった今季を、「悔しい思いがある。“チーム全体が共有してサッカーをつくりあげる”ということが中途半端だった」と振り返る。
目指すチームの方向性にも触れ、「単純に言えば、一年間タフに走り切れるアグレッシブなチーム。好守ともに主導権を持ちながらやれる形にしたい。スプリント回数などの基礎的なフィジカル要素は、求めているレベルに足りていないと思っている。練習も、今年より間違いなくキツくなる」と話している。
(京都担当 川瀬太補)
2015/12/04 16:29