Jリーグチャンピオンシップを控え、北九州の2選手に展望を聞いた。出場チームや選手に関わりのある二人の注目ポイントは? (取材:島田 徹)
Q 最も注目しているクラブ、その理由は?
「やはり広島ですかね。同じスタイルをやり続けて、なおかつ勝ち続けている。それができるのは、技術や戦術以外の『何か』をチームに所属する選手皆が理解していて、さらに大きな視野でサッカーのこと、チームのことを見ることができているからだと思います。そこに興味を引かれるので注目して見たいですね」
Q 最も注目している選手、その理由は?
「ジェフ・ユースの先輩でもある広島の佐藤寿人選手です。先輩であるという理由だけではなく、12年連続二桁得点という実績がすごいし、それは恐らく技術や戦術だけではなく、『人間力』があるからこそ残せた結果でしょう。いやぁ、ホントすごい選手だと思いますね」
■DF 3 星原 健太(写真右)
Q 最も注目しているクラブ、その理由は?
「ガンバ大阪です。なぜか? それはやっぱり好きだからです。ただ、優勝するのは広島かもしれませんね。準決勝の浦和戦はアウェイでやるようですが、赤色優勢のスタジアムで逆に燃えるのではないでしょうか、ガンバにはそういう強気な選手が多いからですから。だから、浦和戦は勝って広島との決勝へ。ただ、その浦和戦も含めてガンバが欲しい結果を手にするには、(宇佐美)貴史をパトリックとのコンビでFWで起用することが条件になると僕は思います。そうすることで貴史の守備に関するストレスが減って気持ちよくプレーできるし、左の2列目に倉田を置くことで、左サイドバックの藤春も生きてくると思うからです。貴史が左のサイドハーフに入ったときは、藤春の良さがあまり出ていないように見えます。そうなるとガンバの勝利のポイントは長谷川健太監督(の起用法)になる? もしかしたらそういうことになるのかもしれませんね(笑)」
Q 最も注目している選手、その理由は?
「広島のミキッチです。J1の最終節を見てあらためて思いましたが、あの人、全部仕掛けるじゃないですか。普通、仕掛けてうまく行かなかったら、次のプレーが少し消極的になるものじゃないですか? それなのに、ミキッチは全部前を向いて勝負を仕掛ける。そのメンタルは学ばないといけない。それと、35歳であれだけ走るんですよ、ぜひ真似したいと思います」
(BLOGOLA編集部)
2015/11/28 07:00