大島秀夫への取材では、質問に対する答えを聞いた後、そのコメントをメモ帳に記入するまで2.5秒待つようにしている。なぜか?
記者「大島さんは練習後に帰宅するのがとても早い。ベテランなのに体のケアは不要?」
大島「すぐ帰りますが、自宅でとても入念なケアを行なっているのです」
記者「(イチ、ニイ、サ……)」
大島「……ウソです。筋肉に負担が掛るようなスピードもないし、元々、丈夫な体なんでしょう、そんなにケアする必要がないのです」
2.5秒はそのコメントが本心かどうかを確かめる大事な時間なのである。
記者「今節の群馬戦は出身地での試合。地元で今季の自身初得点を決めれば最高ですね?」
大島「それはもう。普通はそういうことを考えて『取らせてやろう』と思うものなんでしょうが、このチームのヤツらときたら……」
2.5秒経っても「ウソ」とは出てこず。もちろん冗談。でも時にはそんなパターンも。
(北九州担当 島田徹)
2015/11/12 19:41