
仙台は明治安田J1・2nd第16節・鳥栖戦の勝利に向け、この二週間に練習を重ねてきた。セカンドボールをなかなか拾えず敗北した前節・G大阪戦(1●3)の反省から、守備の役割や選手同士の距離等を整理。その成果が求められる。
「厳しいアウェイですが、相手攻撃陣には簡単にやらせたくない」と意気込む渡部博文は、戦術練習でも力強い守備を披露するとともに、味方を鼓舞する声を何度となくあげていた。
11月3日付けの鳥栖のBLOGOLA記事にあるように、渡部は、鳥栖の水沼宏太と11年に栃木でチームメートだった。渡部は「一緒にプレーしていたのは一年だけだったのですが、濃い時間を過ごしました」と当時を振り返る。
渡部にとって今回の対戦相手となる水沼は、大きな警戒対象だ。「彼は間違いなくいまの鳥栖の中心にいる選手。攻撃の起点となって、シュートでもパスでも仕事ができます」。渡部は敬意を払う元チームメートの前にも、立ちふさがる覚悟だ。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/11/06 16:22