今節、讃岐は敵地で岡山との“瀬戸大橋ダービー”に臨む。瀬戸内海を挟んで対岸で睨み合うチーム同士の激突は、プライドを賭けた激しいものになること必至。そして、その一戦に向けて意気上がるのが沼田圭悟だ。
沼田は昨季の岡山戦で2戦ともにゴールを奪い“ダービー男”として注目されたが、今季の第16節のホームでの岡山戦では自身のクリアボールがゴールインするという不運なオウンゴールを献上。それが決勝点になってチームは敗れた。もちろん「前回は悔しい思いをした」と沼田は屈辱を忘れてはおらず、「今回それを払拭できれば」と再びダービー男に返り咲くべくゴール奪取に燃えている。
もちろんチームに沼田のオウンゴールを責める空気はない。30日の練習後、沼田への取材中に起こった北野誠監督からの「接待(前回のオウンゴール)のことも聞いてあげて(笑)」という讃岐独特の“イジり”には、『気にすんなよ』という意味が込められていたはずだ。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/10/30 19:30