31日に行われる第29節は瀬戸内海を隔てた対岸のクラブ・岡山との“瀬戸大橋ダービー”。
昇格プレーオフ圏内に位置する岡山と降格圏内の21位に沈む讃岐との立ち位置は対照的だが、前回の対戦で讃岐は敵地カンスタで勝利あと一歩のところまで岡山を追いつめた。それだけに、ホーム丸亀で行われる今節は「死ぬ気で勝ちに行く」(小澤雄希)と是が非でも勝ち点3を奪いにいく。
しかし、北野誠監督はもちろん簡単な試合になるとは思っていない。「岡山は全員がハードワークしてくるチーム」とチームとしての手強さを感じる一方で、「最も怖いのは岡山のサポーター」と選手の背中を後押しするサポーターの存在を最警戒する。岡山はホーム平均入場者数が8,000人を越え、前回のダービーではほぼ満席となったスタジアムで讃岐を迎えた。その圧倒的な雰囲気を肌で感じた北野監督は「(サポーターの)あの声があれば選手は頑張れる。だから岡山はホームでは元気が良い」とし、「そのサポーターが(今節は)大挙してやってくる」と多くの岡山サポーターが丸亀に駆けつけることで岡山ホームのような雰囲気が作られることを危惧する。
もちろん讃岐にとってはホーム丸亀を容易く“ジャック”されるわけにはいかない。集客に伸び悩むJ2昇格1年目ではあるが、この一戦は選手らとともに讃岐サポーターたちにもプライドを示す時と言えるだろう。
(讃岐担当 松本隆志)
2014/08/28 19:13