残留争いの山場である明治安田J2第36節・栃木戦に向け、勝利を誓う選手たち。それぞれの立場で大一番への意気込みを語った。
8月の加入以来、好調を保ちながら出場機会に恵まれず、もどかしさの中で過ごしてきた荒田智之。「前節、あの状況で起用されなかったのはFWとして信頼されていない証拠。この悔しさをぶつけたい。仕留めることがすべて」
恩師・田坂和昭前監督に望まれて今季大分に移籍したが、成績不振で監督交代に至り、強く責任を感じてきた兵働昭弘。「試合の流れを見極め賢く戦うことが大事だが、周りは思い切ってやればいい。真ん中にいる僕が状況を把握してしっかりコントロールする」
高2で2種登録され、22歳ながら6年目のキャリアを持つ為田大貴。毎年、めまぐるしい昇格争いや残留争いを経験してきた男は強い。「別に修羅場とは思ってないんで。いつもと同じです」
裏を返せば「いつも修羅場」なのだが、これまでも激しい浮沈を乗り越えてきた大分。必ずJ2残留を勝ち取ってみせる。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/10/08 18:23