「ボランチ・柏木」の可能性。そのスケールが問われる(Getty Images)
6年前のペトロヴィッチの言葉
「ヨウスケのポジションを間違っていたのかもしれない」
6年前のミハイロ・ペトロヴィッチ監督の言葉だ。「ヨウスケ」とは柏木陽介のこと。当時の二人はサンフレッチェ広島で監督と選手の関係だった。
ペトロヴィッチ監督は、広島下部組織出身で才能の詰まった左足を持つ柏木のことを「ダイヤモンド」と称し、[3-4-2-1]のフォーメーションの花形とも言える2シャドーの一角で起用し続けていた。しかし、柏木にとって広島でのラストシーズンとなった2009年の最終盤、ペトロヴィッチ監督は柏木のポジションをボランチに移したのだ。
そして迎えたシーズンの最終節・京都戦、柏木と森﨑和幸のダブルボランチが長短のパスを織り交ぜた美しいパスサッカーを演出した広島は、4-1で京都に勝利。4位でシーズンをフィニッシュし、1シーズン制となった05年以降の最高順位、最高勝ち点、最高得点を更新した。最高のシーズンを最高の勝利で締めくくった…
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(BLOGOLA編集部)
2015/10/03 07:00