練習中の空に現れた虹をなぞるように、得意の右足からのクロスがきれいな弧を描く。DF松原健が、ピッチに戻ってきた。
オフ明けの29日、松原が約5ヶ月ぶりに全体練習に復帰。4月24日に半月板の縫合手術を行った右ひざは予定どおり順調に回復し、痛みはもうないとのこと。リハビリ期間に筋トレで鍛えた体は、以前よりも強くたくましくなった。
練習後、ひさびさに記者陣に囲まれた松原は「まだ体は重たいけど、それ以上にサッカーができる喜びがある。うれしいし、懐かしい感じ」と笑顔を見せた。
ゲーム形式の練習では、まだスピードに付いていけない部分や、対人で強く寄せ切れない部分も感じたが、そこは「徐々に慣れていけば」と焦りはない。まずはこの1週間、無事にフルメニューをこなすことが目標だ。
(新潟担当 野本桂子)
2015/09/30 16:42