26日の明治安田J1・2nd第12節・G大阪戦は、ACL8強同士の対戦となる。柏は準々決勝で広州恒大に敗れた一方、G大阪は劇的な勝ち上がりを決めた。G大阪はその広州と、準決勝で戦うことになる。
柏の吉田達磨監督は「これだけ日本勢がダメだダメだといわれていて、最初から強烈な“どうせ負けるんじゃないか”というプレッシャーがあった」中で、仲間意識のような感情をG大阪に持っていたという。
準々決勝敗退後の記者会見でも、広州へのメッセージを中国メディアから求められた吉田監督は「きょうも広州の監督さんにおめでとうと言いました。ただ、日本のガンバが残っていますから。ガンバに何とか全北に勝ってもらって、優勝まで進んでもらいたい」と“エール要求”をやんわり拒否。堂々とG大阪へのエールを送っていた。
吉田監督は更に「彼らなら広州に勝てるんじゃないかと、僕らがやった感じで思いました」と、G大阪の善戦も予想する。次戦はお互いに2ndステージ制覇の可能性を残す中で、絶対に負けられない戦いだが、タイムアップの笛が吹かれれば、きっと“仲間”に戻るのだろう。
(柏担当 大島和人)
2015/09/25 19:35