若手CBにチャンスが巡ってきた。
今節、アウェイでの金沢戦に臨む磐田。最終ラインで、新たな“トライ”をすることになりそうだ。リーグ第29節・福岡戦(0●2)で左足を負傷した伊野波雅彦が今節の復帰を視野にリハビリをしてきたが、間に合わず、欠場となる見込み。このため、今週の紅白戦で主力組のCBに起用されたのが高卒4年目の木下高彰。対人で堂々としたプレーを見せた。
今季のリーグ戦では、ここまでCBの4番手という位置付け。それでも、「天皇杯に懸けていた」と木下。練習以外の時間帯にもクラブハウスへ足を運び、自主的に体を動かし、カップ戦に備えた。そして、迎えた天皇杯・2回戦・福岡戦(0●1)。落ち着いた守備を見せ、名波浩監督に「ウェリントンに仕事をさせなかった」と評価された。
リーグ戦デビューは昨季。その際はシャムスカ前監督による“サプライズ”起用という色が濃かったが、今季は自分の手でチャンスをつかみ取った。その勢いを、そのまま今節にぶつける。
(磐田担当 南間健治)
2015/09/12 14:04