9日の天皇杯2回戦・秋田戦(4○0)に、直前のナビスコカップ準々決勝・浦和戦(5○3)から、先発総入れ替えで臨んだ新潟。フレッシュなメンバーが躍動し、完封勝利で3回戦進出を決めた。「みんないい準備をして、結果を残そうとアピールしていた。自分もそれ以上の気持ちでやらないと」と大井健太郎。ポジション争いは活気づき、トレーニングへの集中力もぐっと高まっている。
天皇杯2回戦ではU-18の2種登録選手も得点やアシストという結果を残し、10日には負傷明けのイム・ユファンが合流。柳下正明監督も「18人を選ぶのが大変」と言うほど戦力は充実してきた(9月末に松原健も復帰予定)。また、ブレずに貫いてきたスタイルは成熟し、勝利という結果も伴い始め、まさに実りの秋を迎えている。
今節の相手は、リーグ4連勝中の横浜FM。好調の相手から勝ち点3をもぎ取れば、さらに勢いに乗ることができる。現状15位という年間順位を上げ、残留争いにも決別したい。
(新潟担当 野本桂子)
2015/09/12 07:00