天皇杯2回戦の水戸戦での先発が濃厚な前田和哉。3週間前の明治安田J2第30節の同カード(2△2)は累積警告で出場できなかったが、スタンドから観戦しており水戸の攻撃陣の特徴は把握済み。当然、その試合で得点とアシストを記録した鈴木武蔵と馬場賢治の印象は特に強く残っているようで警戒を強める。彼らを抑えるにあたってのポイントを聞くと前田は「ボールが入ったときに厳しく(チェックに)行く。そこでボールを奪えればベストだし、それができなくてもプレーを制限し、あるいはミスを誘うだけでも価値はある。だから、とにかく厳しい対応を」と話した。
その前田、水戸戦に向けた気合いの表れか、髪をさっぱりとカット。テーマを問うと「ずばり多田(高行)!」との答え。これを多田に振ると「うん、似てないでしょう」と真顔の返答。個性的な前田が人の真似をするわけはなく、多田へのイジリを含めたおふざけ回答だったはずだが、多田には“厳しい対応”に遭い、イジリは不成立となった。残念!
(北九州担当 島田徹)
2015/09/03 15:37