気付いた人は気付いていただろう。それは前節(明治安田J1・2nd第8節)・川崎F戦でハーフタイムを終えたあと、後半に入る前の円陣中に事件は起こった。いつもなら掛け声とともに選手たちが四方八方に飛び出して行くというのが湘南の形だが、この日は何故か中途半端な飛び出しをする選手たちが出てしまい、不十分な形で終わってしまったのである。
そのときの状況を証言してくれたのは主将の永木亮太。「いつもは『いくぞ!』という掛け声で合わせるんですけど、こないだはその前に『絶対に勝つぞ!』という声を入れたら、それに何人かが反応してしまった(苦笑)」ことがきっかけで、中途半端な形に終わってしまったという。遠藤航は「みんなもあれって感じで(笑)。ヨシさん(藤田祥史)が『もう一回やろう』って言ってたんですけど、相手もいたのでああいう形になっちゃいました。あれは亮太くんのミスですね(笑)」と小さな事件の裏にあった真相を告白してくれた。
(湘南担当 林遼平)
2015/08/28 19:51