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　ハン・ヒフンにとって栃木に新たに加入したイ・ジュヨンは可愛い後輩のような存在だ。

「彼が山形でプレーしていたとき、彼が一つ下の後輩だからか、試合前に僕のところまで挨拶に来てくれたんです」

　そのジュヨンが栃木に合流して数週間。

「彼とはまだ練習でしか呼吸を合わせていないから、実戦を重ねるごとに特徴をつかんでいければいいと思う」

　選手としては同じようなタイプ？　と聞いてみると「そうですねえ……」と考え込むヒフン。記者が「性格面でいえば、ジュヨンは朴訥な印象だね」と伝えると、

「そう。彼は言葉が少なくて、僕は言葉が多い。そこは明らかな違い（笑）」

　いま、栃木の守備組織は試合を重ねるごとに堅守の度合いを強めている。

「互いの距離感がすごく良くなっているし、監督が常に言っていることを選手たちがピッチ内で解決できる雰囲気も出てきたんです」

　ヒフンは、このチームの流れにジュヨンも乗せられるようにしっかりサポートする考えだ。