オフ明けの1日、8対8のゲームで目立ったのは汰木康也。スルーパスに抜け出し、正確なコントロールからシュートも確実に決めていた。
「もう少し自分が得点の起点になろうかなという意識を、こういうちっちゃいゲームですけどちょっと思っていたので」と汰木。もちろん、チームが現在、得点力に課題を抱えていることも念頭にある。「こういうゲームで調子が良かったからといって試合に出られるとは限らないですけど、こういうちっちゃなアピールから続けないと、可能性がなくなっちゃうので」
この日は日本クラブユース選手権の決勝戦。練習後、横浜FMが大宮を5-3で下し優勝したことを知らされると、2年前のMVP選手は後輩たちの偉業に「すげー!」を連発。「ああいう短い大会っていうのは勢いだと思う。予選からすごい調子良かったらしいんで。マリノスユースは昔から結構勢いの部分があるんですよ」と自分のときと重ね合わせていた。
(山形担当 佐藤円)
2015/08/02 07:00