現在8ゴールと二ケタ得点も目前、チームトップスコアラーをひた走る中美慶哉は、かつて流通経済大学時代もチームの中心選手として活躍していたが、当時のチームメートの一人が今節(明治安田J2第27節)対戦する熊本の中山雄登だ。
「あいつとはトップチームに昇格するタイミングが同じだったから、大学では4年間ずっと一緒のチームだったんです」
中美はかつての戦友との思い出をこう振り返る。
「僕が大学4年の春に大ケガを負ってしまったときに、あいつが本当にチームを引っ張ってくれて日本一に導いてくれたんですよ。すごかったし、逞しさを感じたし、うれしかった」
感慨深そうに語る中美だが「まあ、でも……」と続ける。
「前回対戦したときにもう同じピッチで戦えたし、そういう感慨深いものは感じることができたんです。今はそんな悠長なことを言ってられない状況なので。何が何でも勝ちたいし、最低でも勝ち点を拾って帰ってきますよ」
エース中美の仕事に期待したい。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/07/30 19:38