前節・鹿島戦(0△0)の勝ち点1は、GK杉山力裕のスーパーセーブなしには語れない。71分に小笠原満男のPKを阻止するなど、何本の危機を救ったか分からない。
ただ、そんな彼にも疑惑のプレーがあった。76分、西大伍が前方に出したロングフィードに反応。しかし…。
「ヘディングでクリアしようと思ったが、思っていた以上にボールが伸びた。手で取ろうかと思ったら、『もうペナルティーラインじゃん!』って」(杉山力)
飛び出してきた勢いもあり、キャッチを選択すれば確実にラインを越えてしまう。そこで、咄嗟の判断から手でボールを前に落とし、コントロールしたところをヘディングでタッチラインに逃げた。
快足の選手がそろう今節・名古屋戦では、そういったギリギリのプレーも多くなるに違いない。苦手と見られたエリア外でのプレーも、杉山力には求められることになるが、「裏へのケアはしっかり準備してやっていきたい」。
今度は迷いのないようなプレーする。
(清水担当 田中芳樹)
2015/07/19 07:00