15日、Jリーグが20周年を迎えた。
田口泰士は1991年の平成生まれだが、幼少期から頻繁にJリーグを観戦していたという。「清水や磐田の試合をよく見ていました」。取り立てて応援していたファンクラブはなかったそうだが、「とにかく強かった」と静岡の2強が築いた黄金時代が記憶に焼き付いている。
1984年生まれの藤本淳吾もJリーグに心酔した一人。「とにかく華やかだった」と開幕時を振り返った藤本は、一人の同じレフティーに心を揺さぶられる。「ラモン・ディアス(当時、横浜マリノス)が好きだった」。Jリーグ初代得点王(32試合で28ゴール)に輝いた男に目を奪われたそうだ。
あれから20年、今度は、彼らが新しい歴史を作っていくことになる。名古屋一発目の試合は、奇しくも当時の開幕戦と同カード。ジーコにハットトリックを許し0-5と大敗を喫した鹿島戦だ。
(名古屋担当 村本裕太)
2013/05/15 17:13