中野雅臣は、前節のJ2第23節・岐阜戦でプロ初先発を果たした。
「(トラップが)だいぶ伸びてしまった」というミスが杉本竜士の先制点のアシストになるなど幸運な面もありつつ、結果、内容ともに上々のプレーを披露。本人は「90分出てみて、チームとして、自分として、良い時間帯と悪い時間帯、そういうのが全部詰まった試合。そういうのが自分の中で経験できたので良かった」と振り返り、今節に向けても「(ゴールは)狙っている。もっと自分を出していけるタイミングではシュートを打ったりしていきたい」と意気込みを語った。
ただ、前節の前に「若いんだから思い切ってプレーしてこい」と声をかけてもらった平本一樹が取材対応中の中野の前を通ると、冗談めかして「話ができるようなプレーができたのか?」と追及。苦笑いするしかなかった中野としては、今節、大先輩を納得させられるようなプレーを見せたい。
(東京V担当 石原遼一)
2015/07/11 17:05