意外にも、河田晃兵はリーグ戦で万博記念競技場のピッチに立ったことがない。Jリーグヤマザキナビスコカップもわずか1試合。それだけG大阪のレギュラーGKの壁が厚かったということ。
東口順昭から学ぶことは多かったそうだが、明治安田J1・2ndステージ開幕戦は彼と約100メートルの距離で向き合うことになる。「特別感が出るかなぁと思っていたけれど、今のところは…。実際にピッチに立って見ないと分からないですね。G大阪はほとんど選手が変わっていないから、(サブチームのGKとして、レギュラーチームを相手に)紅白戦をやっているような違和感があるかも(笑)。ともかく、ラスト万博に間に合ってよかった」と、話した。
ただ、G大阪の選手として1度もリーグ戦で万博のピッチに立てなかったという悔しさは内に秘めているはず。それを晴らせるかどうかは分からないが、万博でG大阪に勝ったときに河田にどんな感情が湧き、どんな話をしてくれるのか、ぜひ聞きたい。
(甲府担当 マツオジュン)
2015/07/09 20:18