快勝した前節の栃木戦(3〇0)後、パウロ・アウトゥオリ監督は、「守備におけるチームの成長が感じられる。あらためて、この場で2人のCBの成長を心から称えたい」と山下達也と染谷悠太を称賛した。
もっとも、染谷本人は、「失点が減っていることは良いことだけど、改善点はまだまだある。課題を突き詰めて、試合を重ねるごとに盤石な試合運びができるようにやっていきたい」と1日の練習後、浮かれることなく話した。
今節の相手である大分は、前節の札幌戦(1△1)では、CKから、一度相手のゴールの中にいた三平和司が兵働昭弘のキックと同時にゴール前に出てくるトリックプレーを成功させ、得点を決めている。「キッカーも良くないとできない。出し手と受け手の呼吸が合えば成り立つ」プレーだと染谷は分析し、「気を付けたい」と警戒した。
現在、大分は最下位に位置し、苦しんでいるが、「そういうことを考えると足元を救われる。自分たちがやるべきことにフォーカスして試合に臨みたい」(染谷)と気を引き締めた。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/07/02 07:00