2戦連発中のカイオに力強い味方だ。先週、初来日した父親のリナルドさんがカシマスタジアムで明治安田J1・1st第17節・川崎F戦の観戦に訪れる。サンパウロFCの下部組織で育ち、千葉国際高校からプロの道に入ったカイオ。リナルドさんが、息子の出場試合を生観戦するのはなんと初めてのことだという。
昨季、外国籍選手として初めてJリーグベストヤングプレイヤー賞に輝いたカイオ・ルーカス・フェルナンデスは21歳。今季はシーズンインから股関節の痛みに悩まされ出遅れていたが、ここに来て昨季の切れ味を取り戻し、現在チームトップの5得点。その左胸には父リナルドさんのタトゥーが入っている。
「入れたのは3年前。父に対する愛情はつねに胸のなかにあるけれど、それをどう表現すればいいのか考えて入れました」
1st第16節・横浜FM戦(3○0)では、先制点を決めたあとテレビ観戦していたリナルドさんに向けて左胸を叩いて見せた。今節も、そのゴールセレブレーションが見られるかもしれない。
(鹿島担当 田中滋)
2015/06/26 19:50