なにわのスピナーベイト夛田凌輔が、前節(明治安田J2第18節/1△1)岡山戦で15試合ぶりに先発出場した。岡山のワイド対策で守備重視の展開だったが、タイミングを計った攻撃参加をみせるなど特長を発揮した。若きSBは「ドローに終わったが次へつながるゲームだったと思う」と振り返った。
激闘を終えた夛田は、精神的な疲れを癒すためきのう(16日)のオフに趣味のバス釣りへ出かけた。行先は群馬県屈指のハードレイク竹沼。ランカー級が生息するダム湖だが、数々のバサーがルアーを投げるため、なかなか釣れない難所だ。
この場所でおととしに大物を釣り上げた夛田は午前5時から、入江や浅瀬などをくまなく攻めたが釣果はゼロ。お昼前に引き上げたという。「考えられるすべての手は尽くしたが、まったくダメでした。完全に心が折れました」。オフの釣りで完敗を喫した夛田は、そのショックを振り払ってあすからのトレーニングに励む。
(群馬担当 伊藤寿学)
2015/06/17 19:50