ACLでは日本勢で柏とともにベスト8進出を果たし、明治安田J1でも1試合少ない段階で4位に付けているG大阪。1stステージでの自力優勝はもはやない状況だが、「二足の草鞋」をはいてきた足取りは順調だ。
まだ1stステージの優勝もあきらめたわけではない。ただ、長谷川健太監督は早くも年間最多勝ち点と2ndステージの優勝に向けて、チームの課題を認識している。代表組を除いた選手たちで再始動したオフ明けの11日、指揮官は2列目の選手たちの攻撃力アップを期待した。「(大森)晃太郎もACLでは点を取ったけどリーグでは取れていない。リーグ戦では阿部(浩之)も倉田(秋)も1点ずつで、2列目の得点が少ないのは明らか」(長谷川監督)。
過去2シーズンもシーズン途中に、チームの課題を修正して来た名将は阿部と倉田、大森の「3本柱」に加えて、二川孝広と堂安律にも期待しているという。1st第16節・仙台戦以降の采配にも注目だ。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/06/12 12:56