J1・1st第17節・神戸戦を2日後に控えた5日、日本代表CBが大きな花束を持って帰宅の途に就いた。手にしている花束には「祝 日本代表選出」の文字。戦国武将の末裔を名乗る男らしからぬド派手なジャケット姿は、丹羽大輝だ。
3日のJ1・1st第10節・鹿島戦の際、知人から贈られた花にやや照れ臭げな表情を浮かべた丹羽は「今日で引退します」と番記者たちを笑わせたが、引退どころか、代表定着を本気で目指している。
「フランス語の語彙もまあまあ増えてます」とヴァイッド・ハリルホジッチ監督との更なるコミュニケーションに燃える丹羽。初対面の際には「初めまして、丹羽大輝です。よろしくお願いします」と話しかけたものの、その後のやり取りに困った経験から「前回の教訓がある。しゃべり過ぎるとバーッと言葉をかけて来られるので修正したい」。
まず口にしたいのが「僕はちょっとしかフランス語を話せませんけど、よろしくお願いします」という挨拶だ。フランス語会話の本も2冊購入済みだが、「チームメートは日本人やし、ちょっと先走りすぎかなと」。ただ、すぐに「しゃべれてマイナスはない」と丹羽らしいポジティブな結論に落ち着いた。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/06/06 13:50