「調子はだいぶ良い」。そう話したのはFW李忠成だ。李は前節(明治安田J1・1st第12節)のFC東京戦(4○1)でリーグ戦では9試合ぶりとなるスタメン出場を果たすと、開始5分に先制点をマーク。ここ数週間は練習でキレのある動きを見せ、試合でも得点に絡みつづけていた中、待望の今季初ゴールとなった。
李は「ここまでの調子は久しくなかった。イギリスに行って大きいけがをする前ぐらいの感覚」と話し、サウサンプトン時代の12年3月にじん帯損傷の負傷を負って以降、ここ3年間で最高の調子だと感じているようだ。
FC東京戦の得点については宇賀神友弥が「チュンくん(李)も『あそこに出してくれれば俺は突っ込むから』と言ってくれている」と話していたが、李も「そうそう」と笑うと、「練習中からずっと言っている。ドンピシャの得点だった」。そして「ドリブルからのゴールも決めたい」と、次は自身の調子のバロメーターのひとつでもあり、J1・1st第11節・仙台戦(4△4)であと一歩まで迫った形でのゴールに意欲を見せた。
(浦和担当 菊地正典)
2015/05/20 19:35