武藤嘉紀に、アジアからも注目の視線が浴びせられている。
18日、東京・小平のFC東京練習場に、シンガポールの国営放送『メディア・コープ』の取材クルーが現れた。先月、イングランド・プレミアリーグの強豪・チェルシーから獲得オファーを受けた武藤にインタビュー取材を敢行した。
『メディア・コープ』はシンガポール唯一の地上波放送局で、6チャンネルを持っている。そのうちの一つである“チャンネル・ニュースアジア”で今回武藤が取り上げられ、アジア26カ国(日本は含まれない)で放送される予定だ。
取材クルーの1人は「シンガポールではプレミアリーグが大人気。今回の移籍話で、武藤選手への注目度も高まっています」と語る。日本代表も来月14日には、ロシアW杯アジア2次予選・シンガポール戦を控えており、取材を受けた武藤は「こういうことがあると、W杯予選も近づいていると感じた」と代表戦士としての顔ものぞかせた。
ドイツ・ブンデスリーガのマインツへの移籍が濃厚となっている武藤。とはいえ、ビッグクラブからの移籍話はこんなところにも影響を及ぼしていた。
(FC東京担当 西川結城)
2015/05/19 16:12