10日の明治安田J1・1st第11節・FC東京戦(1○0)で途中交代だったファン・ソッコが、土居聖真、赤﨑秀平、山本脩斗と共に別メニューでの調整を行った。この4人は、前日の血液検査で疲労度が高かったメンバー。大岩剛コーチとマリオフィジカルコーチの指導の下、広島戦までに体調を整える準備を施した。
練習後、ついさっきまで自分たちがトレーニングしていた同じ場所でインターバル走を始めたユースの選手たちを眺めていたファン・ソッコ。同じ年齢のころはよく走ったのか聞いてみると、「はい」と苦笑い。屈強なフィジカルは韓国時代のトレーニングの賜物なのだろう。
今節(J1・1st第12節)の対戦相手は古巣広島。特別な思いを抱えて臨む一戦に対し、FC東京戦直後には「次の試合では必ず90分、ゼロを目指して頑張りたいと思います」と語っていた。広島ではポジションをつかむことができなかったが、鹿島ではCBの一角を自分のものとした。前節の途中交代は両足をつったことによるものだったため出場に問題はない。普段は真面目で折り目正しい好青年が、初めて古巣への恩返しに臨む。
(鹿島担当 田中滋)
2015/05/14 07:00