不在の影響が、意外なところに出ていた――。
10日の明治安田J1・1st第11節・山形戦(0●3)は大谷秀和が「前節の清水戦(0△0)で疲労性の、筋肉系の、怪我ではないちょっとしたトラブルがあった」(吉田達磨監督)ことにより欠場。栗澤僚一がキャプテンマークを巻くことになった。
栗澤も十分なキャリアと実力の持ち主だが、実は試合前に小さな“ミス”を犯していた。彼は集合写真を撮ると、コイントスを忘れて、一目散に右ボランチの定位置にダッシュ。審判の近くにいた工藤壮人に呼ばれ、慌てて主審のもとに戻っていった。
「あれ忘れるんですよ。写真を取った後、そのままの勢いで走って行っちゃう。審判に『いつも忘れます』って言いました(笑)」(栗澤)。
以前には近藤直也も同様の場面でコイントスを忘れたことがあるという。大谷は08年から柏のキャプテンを任され、ほぼ全試合に先発してきただけに、なかなか他の選手がコイントスの場に立つ機会がない。意外な場面で“キャプテン不在”の影響が見えた、山形戦だった。
(柏担当 大島和人)
2015/05/12 19:36