08年に短期間愛媛でプレーしたものの甲府一筋13年目といっていい津田琢磨。若手にも見習ってほしいプロの生きざま。
一昨年はけがもあって3試合、昨年は2試合とリーグ戦出場のチャンスが少なかった津田琢磨(34歳)。しかし、チャンスがなくても完璧な準備を怠らない。シーズン中は先発のコンディションに合わせた練習内容・負荷になってしまうので、そのままではサブの選手は練習不足となる。居残り練習でカバーできる日もあるが、グラウンドの都合でそれができない日も少なくない。津田は、プライベートの時間を使ってでも足りない負荷を自分に掛け続けてトップコンディションを保ってきた。
腐らず、ずっとずっと。だからこそ急に出場することになってもやり切れる。若いころは、後半に足がつることもあったが、ケアや個人練習の工夫で克服。今季は明治安田J1・1st第5節・神戸戦(1●4)に先発のチャンスをつかむと現在6試合連続フル出場中。「プロ選手として13年目、今が一番コンディションがいい。ただ、試合に使ってもらえることは個人としては嬉しいけれど、勝ちたい」。
この想い、勝利の女神に届け。
(甲府担当 マツオジュン)
2015/05/09 07:00