元チュニジア代表のFWラサッドがFC東京に加入することが決定した。ラサッドは4月上旬からすでにFC東京の練習に参加していたが、当初1週間の予定がここまで加入の成否が伸びていた。
かつてはデポルティーボ(スペイン)やセルティック(スコットランド)でプレーした経験のあるアタッカーで、セルティック時代にはチャンピオンズリーグ出場の経験もある。188cmの長身で高さが武器だが、同時に足元のテクニックを生かしたポストプレーも魅力。「自分は長身だけど、テクニックもある。味方とのコンビネーションを合わせていけば馴染める」と、自身の特長をアピールした。センターFWに加え、セルティック時代には右サイドでのプレー経験もあるなど、前線で柔軟な役割をこなせる期待が持てる。
すでにマッシモ・フィッカデンティ監督からもアドバイスを受け、「監督には『欧州より日本はプレーテンポが速い。スピードに慣れることが大切』と言われている」と本人も語る。
「FC東京は代表選手も多く、完成されたチーム。ここに入れてうれしく思う」。すでにリーグへの選手登録は完了しており、10日の明治安田J1・1st第11節・鹿島戦から出場可能。新たなストライカーが、いきなりベンチ入りの可能性も出てきた。
(FC東京担当 西川結城)
2015/05/09 07:00