FC東京のMF羽生直剛が昨季の苦い記憶を振り払うために、仙台戦必勝を誓った。
6日にFC東京は明治安田J1・1st第10節・仙台戦をアウェイで戦う。ユアテックスタジアム仙台と言えば、これまでチームはリーグ戦で一度も勝ったことがないスタジアム。しかし羽生にとってはそれ以上に悔しい記憶が残る場所でもある。
「仙台といえば、昨季リーグ戦14試合負けなしの記録が止まった(14年J1第27節/0●1)場所。さらにその試合は自分のJ1通算300試合出場達成の試合でもあった」。
羽生は今季も中盤で気の利いた働きを見せる、チームを影から支える存在。チームは現在3連勝を記録し、リーグ戦も2位に浮上。ここからさらに勢いづきたいところである。
「今季は仙台でしっかり勝って、いまのこの流れを続けたい。1点差の勝利が続いているけど、ぎりぎりでの勝利は集中力を相当高く保たないといけない。たとえ一度負けてそれが緩んで、また巻き返すことも大事。だけど崩れないに越したことはない。できるだけこの流れのまま、1stステージを戦い抜きたい」
もちろんその先に待っているのは、リーグ制覇。まだ一度もリーグタイトルのないFC東京。08年に千葉から移籍し、一度甲府に出て再び青赤に戻ってきた羽生にとって念願の目標だ。まずは仙台戦。過去を払拭するため、ベテランMFがピッチを駆ける。
(FC東京担当 西川結城)
2015/05/05 20:25