「一人で流れを変えちゃうんだから、もうスーパースターですよ!」と、寺岡真弘が絶賛したのは、明治安田J2第10節・愛媛戦(3○2)での川島大地の活躍ぶりだった。前半終了間際にキレのあるドリブルでPKを獲得して原のゴールをお膳立て。61分には約40メートルのFKを直接沈める同点ゴール、勝利への流れをくっきりと示したのだった。
そのFK弾には裏話が。川島は試合後、クロスを入れるだろうと予測して動いたGKの裏を突いてシュートに切り替えた決断は「狙えるよ」という井上翔太の耳元でのささやきに導かれたものだと明かした。それを受けて井上にコメントを求めると「そんなこと言ったかなぁ」と。二人のかみ合わないコメントを一日おいて川島が再解説。「翔太のささやきは、キック地点から離れて行った(風間)宏希がフリーだからパスすればシュートが狙えるって意味だったと思う。それを僕は……」。
勘違いでも、いい~んです! クゥッ~。
(北九州担当 島田徹)
2015/05/01 07:00