前節、讃岐戦(1○0)で勝利を収め5連勝を達成した金沢。順位も2位に浮上した。決して守備一辺倒のサッカーではなく、ボールを持つ時間帯もある。その中でボランチの一角として存在感を発揮しているMF山藤健太だ。開幕から落ち着いたプレーぶりで、ボールの収まりどころとなり、前を向くシーンは多い。
ここまで明治安田J2で8試合を戦った山藤。かつてプレーしたJFL、明治安田J3との違いを「選手個々でうまい。レベルの高い選手が明らかに多い」と話した。技術や経験のある選手と対戦し、差を感じることもあるだろう。しかし、その差は「チームでどうにかできる範囲のレベル」(山藤)。
やはり組織的に戦えていることが好調の大きな要因のようだ。ただ、その組織は個々の選手の力によって成り立つ。山藤は選手個人としての目標を「まずは全試合に出たい。その中でより多く試合に勝てればいい」と語った。
(金沢担当 野中拓也)
2015/04/22 17:47