昨季まで岡山に期限付き移籍していた清水慎太郎にとって、今節(明治安田J2第5節)・岡山戦は初めての古巣戦だ。岡山への武者修行を振り返り、「行ってすごく良かった。都会とはまったく違いましたね。街全体で応援してくれている感じがあった」と語る清水慎。岡山との縁は続いており、22日にはJFL・横河武蔵野FCvs岡山ネクストの観戦にも行っている。
ただ、勝負となれば話は別だ。「岡山で爆発したい。岡山は強いし、それを上回りたい」。その思いにはいわゆる“恩返し”の意味合いに加え、ストライカーとしての責任感も表れている。前節・札幌戦(1△1)では再三のチャンスを決め切れず、「ノブさん(加藤順大)とかを中心に守ってくれていたし、あそこで決められなかったのは僕らの責任なので、悔しかった」と唇を噛んだ。
その悔しさを晴らすため、“大宮の”清水慎として、自らを成長させてくれた古巣との対決に挑む。
(大宮担当 片村光博)
2015/03/31 20:23