明治安田J2第5節岐阜戦では、かつての仲間たちが大銀ドームに帰ってくる。昨季大分の主将を務めた高木和道、その先代としてクラブの苦境を支えた宮沢正史、08年“カメナチオ”の一角を担った深谷友基、10年に左右からのクロスで貢献した益山司の4人だ。
とくにチームの現在の課題である得点力不足を克服するには、守備の要・高木を越えなくてはならない。
前節・磐田戦(1●2)で超絶ドリブルを見せた西弘則も高木との対峙を前に「厄介ですね…」と緊張気味。何がイヤなのかと聞かれると「存在」と口数少なく答えた。
昨季いつも高木から励まされていたという風間宏矢も「兄的な存在か」と問われ「いや、お父さんかな…」と思案。高木は現役にして風間八宏監督(川崎F)と並ばされてしまった。
自分について2人がコメントした旨を聞きつけた高木は「小物たちが何を偉そうに」と笑ったようだが、188cmの壁の前では大抵が「小物」。リスペクトしつつ勇敢に立ち向かってもらいたい。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/03/31 18:21