7日、大阪南港ATC ミュージアムにて、C大阪サポーターズコンベンション2015が行われた。冒頭、1月19日に現役引退を発表した新井場徹が登壇し、サポーターへ挨拶を行った。
まず、挨拶の前に上映された自身の17年間を振り返った映像について、「まさか自分の17年間がこんなに短くまとめられるとは思いませんでした(笑)」と、得意の“毒舌”で会場を沸かせた。
つかみで場の雰囲気をほぐした後、「なかなか映像や言葉で振り返るのは難しいですけど、本当に幸せな17年間でした。最後の2年間、素晴らしいセレッソ大阪というクラブで、皆さんの声援を受けてプレーできたことは、僕の一生の中でかけがえのない思い出になりました。ありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。
最後に、「もっともっと話したいことはありますが、後ろに新加入選手も控えていますし、早くしろ、というプレッシャーもあるので(笑)この辺で終わりにします。自分自身、今後もどんな形になるかは分かりませんが、サッカー界に携わって生きていきます。また皆さんとお会いすることもあるかと思います。その時はよろしくお願いします」と締めくくり、会場に詰めかけた約1000人のサポーターから大きな「新井場」コールが送られた。
新加入選手紹介で最も大きな歓声を浴びたのは茂庭照幸。「皆さん、こんばんは。去年は“プレミアリーグ”で戦ってきました」と自身を紹介してサポーターの笑いを誘った後、「ここにいる全員で力を一つにして、J1昇格できるよう、頑張っていきましょう」と一致団結を訴えかけた。
また、イベントの途中には、今季のキャプテンも紹介され、昨季に引き続き山口蛍が就任したことが発表され、サポーターへの挨拶も行われた。イベント終了後、囲み取材に応じた山口は、「始動してすぐ、監督から直接言われました。新しい監督が来て、何も知らない中で2、3日見て自分に決めてくれたことは信頼も感じますし、監督からの思いは伝わってきました。(キャプテン像について)そんなに喋るタイプでもないから、試合に出続けて、自分がプレーしている姿を見せることが一番だと思います」と、就任の経緯と抱負を語った。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/02/07 21:21