11日、高円宮杯U-18プレミアリーグのチャンピオンシップを14日に控えたC大阪U-18が、トップチームの選手数人と合同で、練習を行った。
この練習を見守った大熊裕司監督は、プレミアリーグWESTの最終節で劇的な逆転優勝を飾ったU-18について、「3年間、一生懸命、積み上げてきたことが結果として表れて良かったと思う。ぜひ(チャンピオンシップでも)優勝して、痛んでいる俺の心を癒して欲しいですね(笑)」と心境を語った。
チャンピオンシップ当日については、「見に行きますよ。ベンチに入っても問題はないんですけど、かげからこっそり応援します(笑)(村田一弘コーチに)預けて、みんな一生懸命やってくれているので」と、ベンチには入らない旨を明かした。
また、一部で報じられた、南野拓実が渡欧してU-21日本代表合宿の集合日に遅れた件については、「協会には了承をもらっています。僕は『どっちが大事なんだ。五輪のほうだろ。(それでも欧州に)行くのか?』と彼に問いただしましたけど。ただ、彼自身もシーズン終盤はいろいろと背負った中でストレスを抱えてプレーしていたし、新たにサッカーを見直したい、という気持ちもあると思う」と愛弟子の心境を察した。
近い将来の海外移籍の可能性については、「チームがどこか分からないし、あまり急いで、行きたい、行きたい、という気持ちだけで海外に行くのはどうか、という話は本人にしました。次のステップアップにつながるクラブに行けるように、ウチで結果を出したほうがいいんじゃないか、とも話しました。海外に行きたい、という気持ちだけで行って、思うように出られなかったり、すぐに戻ってきたりする選手もいる。彼にはそうなって欲しくないし、クラブとしても大切に育ててきた選手なので」と“親心”を話した。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/12/11 18:06