DF中澤佑二が4日に現役引退を発表した仙台のFW柳沢敦についてコメントした。二人は同じ学年の選手で、日本代表では06年のドイツW杯をはじめ、ともに戦ってきた旧知の仲だ。しかし10代のころは対照的な道を歩んできた。
「ヤナギ(柳沢)は高校時代から騒がれてきた選手。自分はそれを見ていただけ。雲の上の存在だった」と明かす。その後、五輪代表や日本代表では仲間として肩を並べ、Jリーグでは幾度となく熱戦を演じてきた。
「代表でチームメートのときは頼りになる選手で、対戦すると嫌な選手だった」と懐かしそうに振り返った。37歳という年齢での引退について「ヤナギはハートが強いし、まだバリバリできると思う。ゴールテープを切るのはまだ早い。寂しい気持ちがある」と複雑な心境を明かした。
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2014/12/04 16:00