新井涼平は昨季から甲府でプレーし、今季はスタメンをがっちりつかんでいる大型ボランチ。前節・広島戦(第32節/2○0)ではJ1初ゴールも挙げた。
そんな彼は城福浩監督との2年間で得たモノについて「サポートの位置や角度の感覚を教わりました。気持ちの面、日々の練習への向かい方も、考えさせられる部分があった」と振り返る。
一方で甲府入り直後の御殿場キャンプでは「ジョギングでゆっくり走っていたら」(新井)、合流初日に監督からいきなり叱責されるという憂き目にあった。
しかし新井は「誰かしら言われる人が出てこないと、(チームは)締まらない」と、“叱られ役”の重要性を強調する。そして「言われるのは慣れているので何ともなかった。どこにいるときも(自分が)なっているような…」と叱られライフを振り返る。
「北九州もそうですし、大宮入ったときもそう。初日に厳しく言われるというのは、僕の中の恒例…」。そう語る新井は、少し遠い目になっていた。
(甲府担当 大島和人)
2014/11/27 18:32