第33節・北九州戦(0△0)から先発で起用されている山本大貴。J1昇格を決めた第39節・福岡戦(2○1)でも決勝点を挙げているが、決して表情を緩めることはない。
「あの試合もゴールだけですから。FWとして前線でキープすることもできず、ミスばかりでした。得点できたのもみんなのおかげです」
確かにミスは多い。試合後の記者会見ではイジりの対象としている反町康治監督(なお、それまでイジられていた某CBは矛先が変わったことに安堵している模様)の評価も、「やろうとしているけど、空回りしている」。しかし、それ以上にチャレンジする姿勢が光っている点については認める。「確かにやる気はある。なければ使っていないから」。
ゴールに飢えるレフティーは、6月に育成型期限付き移籍で加入して以来、日々悩みながらも成長を続けている。指揮官が記者会見で絶賛するときは来るのか――。塩沢勝吾の今節・岐阜戦帯同の可能性が濃厚となった現在、残り2試合のチーム内競争も注目だ。
(松本担当 多岐太宿)
2014/11/13 18:40