前節の湘南戦は0-4のスコアで敗戦。しかし、先制を許すまでは勝利を予感させるに十分な素晴らしい試合内容で、88分以降に許した3失点は、攻撃的に出たために奪われた致し方のないものだと言える……。しかし、大谷幸輝は厳しい言葉で振り返った。
「しょうがない、ではすまされない。確かに前線に選手を投入して攻撃的に出た。だからといって3失点したことは許されるものではない。GKである僕がそんなふうに考えていたらダメだと思う」
厳しい言葉を吐いた大谷がさらに真剣な表情で話したのは今節の愛媛戦についてだった。
「湘南戦で4失点してしまったからこそ次の愛媛戦がとても大事。絶対に無失点に抑えて勝ちたい」
昨季の2戦目と今季一度目の対戦でいずれも0-3のスコアで敗れている愛媛との相性は決して良いとは言えない。ただ、厳しい言葉で自らを戒めた大谷の眼には、勝利を予感させるに十分なパワーが満ちていた。
(北九州担当 島田徹)
2014/11/12 15:42