井出遥也にとっては厳しい時期が続いている。第33節・愛媛戦(2△2)を最後に先発出場がなく、前節・磐田戦(2△2)では出場機会がなかった。その間、チームは4勝2分と好調を維持。井出も「チームはいまノッているし、みんなも前から長い距離を走って戦えている」と認め、「いまは乗り越えなくちゃいけない壁なのだと思う」と現状を捉えている。
ただ、“ラスト3”を全勝で駆け抜けるためには、彼の力が必要になる局面もあるだろう。今節・松本戦を控え、井出は「走力の試合になるとは思うけど、全部走って全部裏で、となったら相手のほうが走れると思う」と見ている。その中で「前向きに攻撃のリズム、違いを生むこと」を特長として持つ背番号26の存在がカギとなる可能性もある。
「引いてカウンターが得意な相手をどう崩すかが、自分にとっては求められているところだと思うので、そこはしっかりやりたい」(井出)。アルウィン突破へ、ラッキーボーイとなれるか。
(千葉担当 片村光博)
2014/11/07 17:10